お熱には「キャベツ」と「豆腐」

随分と秋らしくなりましたね。
先日の満月もとても綺麗でした。

寒い季節になるにつれ、空気が澄んでくるため景色がより綺麗にうつります。

さて、そろそろ大人も子どももお熱の季節です。

お熱。

お熱熱に「お」をつけてお熱です。
漢字で書くと御熱?!

私たちが大変なものと思いがちな発熱は、からだが外敵と戦ってくれている証。
有難いものです。

正に「御熱」。

そんなからだのはたらきを奪うことなく、自己治癒力を手助けするようなお熱の手当てをご紹介します。

先日9歳の娘がお熱を出しました。

その日は元氣に遠足に行き、放課後は学童で過ごしていました。

熱っぽいと感じていたようで、帰宅するなり寒気に襲われ布団にくるまって寝ていました。

寒いということは、熱が上がるサインですね。

娘はひたすらに眠ります。

普段の寝相の悪さは何処へやら、からだを治しているときはほとんど動かず寝ています。

一先ずキャベツの葉を枕にして、水分補給を気にかけつつ、豆腐パスター(貼り薬)の準備をします。

キャベツなどの青菜はビタミンCやアルカリ性ミネラルで軽い熱冷ましに活躍します。

キャベツの外側の大きな葉をタオルの上に敷き、そこに頭をうずめるようにして眠ります。

ひんやりして気持ちがいいようです。

他の青菜でもよいのですが、キャベツの葉っぱにまるっと包まれた姿がなんとも可愛いいので、個人的にはキャベツをおススメします。

豆腐パスターとは豆腐の貼り薬です。

豆腐は豊富なカリウムで、酸化熱を吸い出してくれます。

やけどの際には、患部に豆腐をペタッと張っておくとよいです。

発熱時に豆腐パスターを使用する場合、冷やす力が強いため38度5分以上を目安にします。

豆腐パスターは冷やす力が強いため、乳幼児へ使用する場合は代替として里芋パスターをお勧めしている書籍もあります。

いずれにていも使用する際は細心の注意を払って経過を観察します。

さて、豆腐パスターの準備は、まず豆腐の水切り。

同じ大きさの容器を二つ用意します。
一つの容器に豆腐を入れ、もう一つに水を入れ、水の入った容器を豆腐の上に乗せると安定して水切りができるのでオススメです。

夜8時を超えた頃でしょうか。

娘の熱が38.5度を超え、いよいよ豆腐パスターの出番です。

タオルにキャベツをのせ、その上に晒しで包んだ豆腐パスターを敷き、頭をのせます。

衣類の首回りが濡れてしまいそうな場合は、首回りにタオルを巻きます。(美容院のような感じで)

豆腐パスターを使用している時には、熱が下がりすぎないように様子を見ていきます。

2時間おきに熱を確認しながら、必要であれば豆腐パスターを取り替えます。

熱を吸った後の豆腐パスターは匂いが強くなり、黄色くなります。

熱を吸い取ってくれているのが目で見てわかるので「おお!」と思います。

娘は、夜中に熱が下がってきたので、豆腐パスターをからキャベツ帽子に切り替えました。

朝起きると37度前後に下がり、娘は寝ているのがつまらない様子で、からだを起こして本を読んだりしています。

ここまできたら、安心です。

無理をしない程度に家でゆっくり過ごしていたら、日中には平熱まで下がり食欲も戻っていました。

子どもは、私たち大人よりも動物に近いため、自分のからだを感じる能力に長けています。

ですから小さな子ほど、からだの調子が悪いときには食欲が低下したり、一日中寝ているなど、からだの治し方をよく知っています。

とてもシンプルです。

お熱が出たら慌てずに、その人の生きる力を信じて、自己治癒力を最大に発揮できるようにサポートをしていけるといいですね。

豆腐パスター

<材料>
・木綿豆腐・・・1丁
・小麦粉・・・1カップ
・生姜おろし・・・豆腐の1割 *生姜粉で代用可

<つくりかたとお手当>
①よく水切りした豆腐に小麦粉と生姜おろしを混ぜる
②①を晒しなどの目の細かい布に伸ばして包む
(額に当てる場合は、豆腐面をじかに当てても可)
③タオルにキャベツの葉のせ、その上に包んだ豆腐パスターのせて枕にする

  • パスターが黄色くなって酸化熱を吸って黄色くなる、または2時間程度で取り替える
  • 熱が下がったらすぐにやめる

追記・・・
昔から「かぜは3日寝て治せ」と言います。

我が家では、発熱して特別変わった様子がなければ3日程度家で様子を見るようにしています。(「いつもの熱と違う気がする」というお母さんの勘は大切にしましょう)

大抵の熱は3日で下がりますし、からだを治すために寝ているところをわざわざ外に連れて行かなくてもいいのではないかというのが理由です。

仕事をしていると3日も休めない!と思うこともあるのですが、この3日間でじぶんでからだを治すことが、これから先の丈夫なからだにつながると信じて、腹をくくって休ませていただます!私。

参考文献
・からだの自然治癒力をひきだす食事と手当 / 大森一慧
・はじめてであう小児の本 / 山田真

AirGreen Vol.20

AirGreen2016今年最後の秋シーズン第3弾開催!

今回も人気のコンテンツが充実。
「各種ヨガ」「おんぶもっこ」「HeadWrap」「かまぼこつみき」などなど。

また前回お休みだった、「triccco」「おさんぽ図書」「タイ古式マッサージ」も今回は出展します。

気持ちいい芝生の上でピクニックしながら、気になったワークショップをフラッと体験。
そんなゆったりした1日を過ごしてみませんか。

保育付き上映「湯を沸かすほどの熱い愛」

新百合ヶ丘駅北口から約3分の川崎市アートセンターでは、定期的に保育つき上映を開催しています。

映画大好きなのに、小さいお子さんがいて映画館にいけないお母さんのために上映中のお時間お子さんをお預かりするサービスです。

予約が必要で、対象は2歳から5歳まで、定員は各回5名までとなっています。

[予約方法]以下をEメール、電話のいずれかでお知らせください。
(1)鑑賞希望日
(2)こども氏名・年齢・性別
(3)保護者氏名
(4)住所
(5)電話番号


【ストーリー】

余命2ヶ月、何ができる? 驚きの展開をみせる感動の傑作

余命2か月を宣告された母が、娘のため、そして自分のために起こす行動が驚きと感動を呼ぶ、豪華キャストの家族の絆の物語。『チチを撮りに』の中野量太監督の商業映画デビュー作で、全篇にみなぎる情感とユーモアに、すでに今年度屈指の傑作との呼び声も高い作品。

おうちエネルギーワークショップ

 

電力自由化がはじまり、電力会社を自分で選べるようになりました。

エネルギーコンシェルジュによる分かりやすい講座とワークショップを通じて、環境にも経済にもお得な暮らしにシフトしませんか?

みんなでおうちのエネルギー事情に向き合うと、思いもよらない発見も!

「おうちで使うエネルギーはどれくらい?」

「自然エネルギーの電気はどうやって買えるの?」

「おうちでできる省エネの工夫は?」 などなど…

おいしいお茶を飲みながら、みんなでワイワイ話しましょう。


講 師:エネルギーコンシェルジュ 梅原昭子さん(森ノオト http://morinooto.jp/)

持 物:筆記用具、電気やガスの料金表、電卓

【プログラム】

・エネルギーコンシェルジュによる 『ちょこっと講座』

・ワークショップ ~おうちエネルギーカルテの作成、グループワーク~

・ふり返り、質疑応答、ティータイム

我が子がふたりになった日

息子には陣痛が来るその瞬間まで、愛していることを伝えつづけたい。その想いは、ほぼ叶えることができたと思う。

はちきれそうなおなかで息子を抱いて子育て支援センターに遊びに行き、「今日ですか?!」と保育士さんを焦らせた出産予定日。息子は帰ってからも「ひろば、いったね!」とニコニコ。母子でのんびり過ごした最後の思い出だ。その夜、息子と夫が寝静まってから、懐かしい痛みがやってきたのだった。
午前0時すぎ、車で助産院へ向かう道中。すっかり目を覚まして興奮気味の息子は、唸る私の真似をして「ううー!」「あー!」と声を重ねる。到着してお産態勢がととのってからも無邪気に話しかけてきたり、私の身体に車のおもちゃを走らせたりして場を和ませてくれた。
そんな1歳児も、初めて見る母の姿にただならぬものを感じていたはずで。もしかしたら、あの無邪気さは一種の防衛本能だったのかもしれない。あえていつも通りに振る舞うことで、未知なるものへの恐怖から少しは距離を置けていたんじゃないだろうか。
そして息子なりの、母に対する精一杯の励ましの形でもあったのかもしれない。そう思うと今更ながら愛おしくて、できることならもう一度だけ、まだ小さかった健気な息子を抱きしめてやりたくなる。
……そう、あの夜を境にお兄ちゃんになった息子はもう、とてもとても大きく感じるようになってしまったから。

陣痛の合間、私は息子にできる限り返事をしつづけた。「うん、そうだね。」「パトカーだね。」「ほんとだ、トンネルだねえ。」
余裕があれば笑いかけ、「ありがとうね。」と言い、頭を撫でた。私もなんとかして息子を励ましたかった。どんな時もあなたが大切だよ、という気持ちを、ぎりぎりまで伝えたかったのだ。

いよいよ痛みが強まりお産はクライマックス。さすがに相手ができなくなり、義母が到着したタイミングで息子には部屋を出てもらうことにした。
そこからは集中することができた。雄叫びをあげ、ベテラン助産師さんの誘導に合わせて思いっきりいきんで。あまりの痛みにめげそうになりつつ、励まされ、もう逃げられない、自分しか産めない!と奮い立たせてまた立ち向かい、力いっぱいいきんで!
30分後に誕生した、ふにゃふにゃ、ほっかほかの赤ちゃんは、息子の新生児時代ととてもよく似た男の子。ああ、なんてかわいいのだろう!よかった、無事に産めたんだ!達成感と安堵で胸がいっぱいだった。
そんな中、息子が義母とともに部屋に戻ってきた。ついに叶った兄と弟の対面。私の胸にさっきまでいなかった小さな人が抱かれているのを見て、息子は相当驚いた様子。私はやさしく満ち足りた気分で「これで私は、ふたりの子の母になったんだなあ」と感慨にふけっていた。

確かに、我が子はふたりになった。
けれども、1対1だった親子関係が1対2になるということが「想像をはるかに超える大変化である」と気づくのに、そう時間はかからなかった。その気づきにはちょっとしたものから大きなものまで、いつも何らかの痛みが伴っていた。産後の心は揺れ動く。
私が本当に無理なく自然体で「ふたりのお母さん」でいられるようになるのは、いつだろうか。それは、こんなふうに考えることもしなくなった時なのかもしれない。
(つづく)

2016ハロウィンイベント情報

OneMileProjectエリア内のハロウィン関連イベント情報をまとめました♪

みなさんからたくさんの情報寄せていただきありがとうございました。
イベントの詳細は各お店&イベント主催者へお問い合わせください。

新百合ヶ丘エリア

しんゆりマルシェ

  • 期間10月29日(土)10:00〜
  • イベント内容「しんゆりハロウィンの謎を解け!」 しんゆりマルシェ会場、新百合ヶ丘エルミロード、新百合ヶ丘オーパ、イオン新百合ヶ丘で配布される指令書に書いてあるポイントへいこう。ポイントは新百合ヶ丘商店会店舗、ショッピングセンター内に!「スペシャル・スウィーツ」(限定300個)があるポイントも!
  • 詳細http://shinyurimarche.jp/?cat=47
  • アクセス新百合ヶ丘駅周辺各スポット
  • お問合せしんゆりマルシェ実行委員会 電話番号:044-281-5036 E-mail:shinyurimarche@gmail.com

イオン新百合ヶ丘店

  • 期間9月30日(金)〜11月4日(金)
  • イベント内容「ハロウィンフォトコンテスト」ハッシュタグ「#イオンハロウィン」をつけてをSNSでシェアして応募。投稿いただいた作品の中から、豪華賞品をプレゼント!投稿は何度でもOK!どんどん応募して豪華賞品を当てよう!
  • 詳細http://shop.aeon.jp/store/01/0160590/recommend/campaign/4530/
  • アクセス小田急線新百合ヶ丘駅徒歩1分
  • お問合せイオン新百合ヶ丘店 電話番号:044-951-5501

リリエンベルグ

  • 期間10月29日(土)〜10月31日(月)
  • イベント内容毎年恒例のお店のスタッフさんお手製の”ジャック・オ・ランタン”。夕刻になるとキャンドルを灯して店頭に並びます。10/31(月)は大変混み合いますので写真を撮られる方は29日(土)、30日(日)の方がお薦めです。
  • 詳細http://www.lilienberg.jp/13hallow.html
  • アクセス小田急線新百合ヶ丘駅徒歩15分
  • お問合せリリエンベルグ 電話番号:044-966-7511

百合ヶ丘エリア

ニコラス洋菓子店

    • 期間〜10月31日(月)
    • イベント内容店内の撮影スポットで写真を撮って応募。撮影スポットには塗り絵などもあります。店内以外で撮った写真でも応募可。31日に審査し商品等をプレゼント!

  • アクセス小田急線百合ヶ丘駅徒歩約10分
  • お問合せニコラス洋菓子店 電話番号:044-966-6254

アクアピアサロン

  • 期間10月31日(月)15:30〜17:00
  • イベント内容「お子様と一緒にハロウィンエクササイズ♪」親子で楽しく運動はいかがですか?ママ友作り・ストレス発散にもうってつけです!
  • 詳細http://ameblo.jp/aquapiasalon/entry-12204425810.html
  • アクセス小田急線百合ヶ丘駅徒歩約15分
  • お問合せアクアピアサロン 電話番号:044-328-5035

読売ランドエリア

よみうりランド

  • 期間9月17日(土)〜10月31日(月)
  • イベント内容仮装していくと入園無料(10/14〜10/31の金土日限定)、ハロウィンキッズパレード 10/22(土)、23(日)、29(土)、30(日) 13:00~、15:30~
  • 詳細http://yomiuriland.com/sp/2016/halloween/index.html
  • アクセス小田急線読売ランド前駅からバス約15分、京王よみうりランド駅からゴンドラ約10分
  • お問合せ読売ランド(代表) 電話番号:044-966-1111

ブーランジェリー・ボヌール

  • 期間10月31日(月) 7:00〜21:30
  • イベント内容お店で「トリック オア トリート」と言ってくれた小学生以下のお子様に「パンプキンボーイ(クッキー)」プレゼント
  • アクセス小田急線読売ランド前駅徒歩0分
  • お問合せボヌール読売ランド店 電話番号:044-966-3258

ムビリンゴ

  • 期間10月31日(月) 7:00〜21:30
  • イベント内容ハロウィンスペシャルランチを楽しむほか、オブジェづくり、絵本読み聞かせ、LIVEなどいつものように盛りだくさんです。ライブはこれまで何回かお願いしているタカーシヒロユキさんです。子供から大人まで楽しめるイベントです。お申し込みは親子連れでも、大人のみでもOKです。
  • アクセス小田急線読売ランド前駅徒歩3分
  • お問合せムビリンゴ 電話番号:044-299-6858

ひこばえパン屋

  • 期間10月27日(木)〜29日(土)
  • イベント内容購入時に「トリック オア トリート」と言うとお菓子がもらえます。期間中は3日間限定のパンも販売しています。
  • アクセス小田急線読売ランド前駅徒歩15分
  • お問合せムビリンゴ 電話番号:044-455-5372

家族撮影会in王禅寺ふるさと公園

親子撮影会大人気のChikako Takazawaさんの撮影会。今回は親子の撮影会です。
普段はパパかママがカメラマンになって、ご家族みんなで撮った写真が意外と少ないという方も少なく無いはず。
この機会にいかがでしょうか?
年賀状用のお写真としてもお使いいただけます♪

OneMileProject限定特典

◇◆◇2L判写真一枚サービス◇◆◇
※お申し込みの際にOneMileProjectをみたとお伝えください。

講師プロフィール

Chikako Takazawa

PhotographerChikako Takazawa

東京ビジュアルアーツ マスコミ広報学科卒業。
在学中よりフィルム写真で独自の世界を表現。
インスピレーションを大切にし、目に映るものを感じるままに捉えている。
現在は赤ちゃんとママを主な被写体として活動。
ママのやさしい眼差し、神々しい美しさ、赤ちゃんの命の輝きを女性フォトグラファーらしい柔らかい感性で撮影している。

お仕事復帰したいママの無料ランチ会

子どもがいると病気になったらどうしよう?となかなか一歩が踏み出せず社会復帰が遅れていませんか?

主婦専門の人材派遣会社「インブルーム」が子育てをしながらお仕事ができる、主婦のキャリアを生かしてお仕事をしていこうというママを募集しております。登録企業より「主婦・子育て経験などの経験を生かしてほしい」とい う女性ならではの観点を生かせる主婦向けのお仕事ばかりです。子育て中のママさんの時間に合わせ10時からお迎えに間に合う夕方16時、17時まで週3回程度のお仕事が多数あります。

子供の学校の予定に合わせ曜日を選べるお仕事もございます。子育てしながら社会復帰をしませんか?来年再来年幼稚園に入園するママさんも是非ランチ会でおまちしております。

お父さんといっしょ

森の近くに住む私。
春夏秋の休日には、虫取り網を持った子どもとお父さん、お爺さんと孫といった感じの何とも微笑ましいコンビで歩く姿をよく見かける。子どもは男の子だったり女の子だったりだが お母さんとふたりは あまり見かけない。


チョウチョだ トンボだ といった絵本でよく知る昆虫がいつもいるとは限らない。そこでお父さんは 必死になって他の昆虫を探すことになる。「ほら 何かいるぞ!」子どもは走り寄るが そこにいるのは 絵本で見るような綺麗な蝶ではない。
走り寄った子どもは 一目見てUターン 取り網を引きずりながら広場を走り回る。「オイ 虫取りしないのか?」「網が壊れちゃうぞ!」子どもは 網を放り投げて なおも広場を走り回る。


子どもは 虫とりがしたかったのだろうか?
ただ外に出たかったのだろうか? 「お父さんと何処か行ったら?」ひとりお使いに行きたかったお母さんが そう言い残して出かけたのだろうか? 子どもは 何でもいいから とにかくお父さんと一緒に居たかったのだろうか? お父さんが 虫取りをしたかったのか? お父さんが 何でもいいから子どもと遊びたかったのか?


子どもの放り投げた虫取り網を拾い上げたお父さんが 広場を走る子どもを追いかける。
「おお〜〜い こら〜ぁ! まて〜〜!」
「危ないぞ〜! 転ぶぞ〜! まて〜〜〜!」
お父さんの声を背に 3・4歳だろうかの子どもは「キャッキャ」「キャッキャ」と大声を挙げ 足に絡まる草に何度も転びそうになりながら楽しそうに走り回る。
虫取りなんてもうどうでもよい ふ・た・り。


もうすぐ秋色になる森の広場。 ドングリが 足元ではじける。

臨月の決意

長男、1歳11カ月。2歳の誕生日が先か、お兄ちゃんになるのが先か。最近は私の大きなおなかを愛おしそうに撫でながら「めもちゃん。」と胎児名を呼びかけたり「おおきくなったねー。」と話しかけたりしている。

 
妊娠後期に腰痛持ちになってしまってからというもの、そんな健気な息子をじゅうぶんに抱っこしてあげられなくなっていた。ひどい時は、一歩のために脚を出すたび痛みがひびく。
息子はわたしの口癖「ママ、こしいたいから。」を真似するようになった。裏腹に、やっぱり抱っこはしてほしい、甘えたい。
「抱っこはできないの。」と言うと「おんぶ!」と泣いてすがる。けれどおんぶも、できなかった。
私だって、できることならその気持ちを満たしてやりたい。
とは言え、痛みがきつい時は受け止める余裕がなく、しつこく泣かれるとどうしようもなく苛立ってしまう。
葛藤の日々が続いた。

 
息子を散歩に連れて行くことはもちろん、買い物ですら一人ではままならない無力感。お産までこのままか…と一時は落ち込みもしたが、身体の使い方に注意をしながら助産師さんや整体師さんに教わった体操を続け、少しでも不自然さを感じたら、ツボの本を参考にお灸をすえた。
その甲斐あって、臨月に入った頃には随分と楽になり、階段もトントントン、それはもう軽々と昇り降りできるようになったのだ。
あいかわらず無理は禁物。
でも、いじいじ落ち込み虫やメソメソ弱気虫は退散してくれた。
息子が私を見上げ「ママ、だっこ。」と両手を広げてきてくれた時に、「はあい。」と抱き上げ、ひしっと抱き合う。
そんな愛おしい時を味わえるタイムリミットが刻一刻と近づいていると思うと、陣痛が来るその瞬間まで、とにかく目の前の息子には「大好きだよ。愛しているよ。」…そう伝え続けたい、と思うようになった。
言葉、表情、スキンシップ、どんな方法でもいい、私にできるありとあらゆる表現で。
ー「ねえ、ママ。」と呼ばれた時に、すぐに「なあに。」と言いたかったから、仕事をやめたの。ー
と言った先輩がいた。

 

 

赤ちゃん時代を終える頃から、育児は第二ステージだ。
自我が芽生え、意思疎通ができるという新たな喜びとともに、命を守るお世話中心だったそれまでとは違う新たなストレスを親は抱くようになる。
家では呆れるほど絵本を読まされ家事は進まず、買い物に行けば何でも触りたがり、歩いてほしい時には歩かない。思い通りにならないとどうしようもないほど泣きわめく姿には、全身から吐き出すような大きなため息をついてしまう。
今思えば、女性特有のホルモンバランスの変化のせいもあっただろう。私自身「こんなに苛立ちが止まらないなんて一体どうしたんだろう?」と混乱する時期もあった。
でもそんな時ふと先輩の言葉を思い出しては、穏やかさを取り戻すことができた。
仕事に戻らず、息子と一緒に暮らすことを選んでいるのは自分。

 

それは何故、何のため?
…自問すると、
埋もれかけていたたったひとつの答えが、やさしく浮き上がってくるのを感じる。
それは私にとって、本当に本当にたいせつな宝物。まるでおひさまみたいに、暖かくて強くて、時に見えなくなるけどなくてはならないもの。
先輩の言葉と、自分の中の答えと。
双方をお守りに、これからもなんとか頑張れそうな気がするのだ。ひたすら「育児する」今を味わい尽くす天才になろうじゃないか。
2歳差育児は、もう間もなくやってくる。
(つづく)