赤ちゃんとママのおうちスタジオ「ちいスタ」

ちいすたふんわりと白いカーテン、白いナチュラルな床板に白いラグ。部屋のすみに置かれた白い脚立にはシンプルな花瓶。
小田急線柿生駅から徒歩16分。「ちいさなおうちスタジオ」略して「ちいスタ」の名の通り、自宅の一室を改装して作られたスタジオは、やわらかい光に満たされてとても優しい雰囲気。

以前から野外での家族写真・七五三写真撮影を手がけているフォトグラファーのChikakoさんが、「赤ちゃんとママを撮る機会を増やしたい」と2016年の7月にスタートしました。

ママが赤ちゃんを見てる表情が、やさしくて。

ちいすたもともと子供が好きで親子写真を撮り始めたわけではなかったというChikakoさん。でもたまたまいちばん最初に撮ったのが赤ちゃんとママで、そのときに楽しかった、面白かった!と感じたそう。
他の多くのフォトグラファーが手がける「赤ちゃんだけがメインの写真」でなく、「赤ちゃんとママの写真」にこだわる理由は?
「赤ちゃんはどんな表情も当然可愛いんですけど。ママのほうが赤ちゃんを見てる視線、表情が特に魅力的なので、そこにいちばん重点を置いているんです。
ママが赤ちゃんの名前を呼ぶ時のやわらかい表情が、すごく好きで……この世にこんな愛しいものないっていう顔ですよね。撮影セットがシンプルであれこれデコレーションしていないのも、セットで魅せるんじゃなく、その自然な雰囲気を大事にしたいからですね。」

リラックスした表情を引き出すひみつ

ちいすたサムネイル最初は赤ちゃんとママとの2ショットで、楽しく遊んでいるシーンから始めて……という、一応の撮影の流れはあるものの、撮り方は赤ちゃんの状況に合わせて臨機応変に変えているそう。
「泣いてる子は、無理やり笑わせるんじゃなくて、その表情も可愛いなと思うからそこを何枚か撮っちゃうこともありますね。あとどうしてもずっとぐずっちゃう時は撮影をいったんやめて、落ち着くようにお歌遊びしてみたり。”ぞうきんのうた”とか、お歌遊び用の曲をかけて一緒に歌ったりするとママも楽しんでくれるみたいで。撮影中楽しかったですって喜んでいただけたこともあります。」
「普段は撮影時に赤ちゃん用のオルゴール曲をかけていますが、リラックスしてもらうための特別なことは何もしてないですね。それより大事なのは自分のコンディション。私がイライラしたりそわそわしてると、その状態が赤ちゃんに伝わってしまうから、余裕を持って撮影に臨むようにしています」
そう言ってにこにこと微笑む元セラピストのChikakoさん。持ち前の明るくほがらかな雰囲気のおかげで、赤ちゃんもママもふんわり気持ちがほぐれて、思わず自然な表情になれちゃうのかも。

会話が聞こえる写真、を意識

「撮影会に参加してくれた方が、今度は野外での出張家族撮影を依頼してくれたり。リピーターさんになってくれたり。そうすると、ああ気に入ってくれたんだー!って嬉しくなります。『自然体で撮ってくれて良かった』って感想をくださったり。」
とはいえ、自分の写真がどんな作風なのかこの前までわからなかったというChikakoさん。映像クリエイターの旦那さんにアドバイスを求めたところ、「会話が聞こえる写真だよね、って言ってくれたので。確かに、なるほどね!と。それからそこに意識を置いて撮影するようになりました。」

インタビュー中もとても仲よさげなChikakoさんご夫婦。また談笑の最中に飼い猫の”ちょりんちゃん”が入ってきて寝ポーズをとり、Chikakoさんがiphoneを取り出して楽しそうに撮影する一幕も。

「赤ちゃんも猫も、ずっと見てられるよね。赤ちゃんに話しかけるのと猫と、変わらないかも。」旦那さんやちょりんちゃんに笑いかけるChikakoさんのおだやかな優しい目がとても印象的でした。
ご自身の家族をほんとうに大切に想っているからこそ。レンズの向こうにある、赤ちゃんとママの愛情あふれる世界を、一瞬のきらめきを。見出して大切に写し取ることができるのかもしれません。

Chikako Takazawa

PhotographerChikako Takazawa

東京ビジュアルアーツ マスコミ広報学科卒業。
在学中よりフィルム写真で独自の世界を表現。
インスピレーションを大切にし、目に映るものを感じるままに捉えている。
現在は赤ちゃんとママを主な被写体として活動。
ママのやさしい眼差し、神々しい美しさ、赤ちゃんの命の輝きを女性フォトグラファーらしい柔らかい感性で撮影している。

ライタープロフィール

柳生雅美

珈琲絵描きsugarcacao

 
珈琲モチーフのイラスト雑貨デザイナー。珈琲とカカオの香りが大好物。
学生時代、東京カフェブームに触発されて地元・徳島で地域情報誌のライターのバイトをしながらカフェ巡りに溺れる。好きなカフェのキーワードは「隠れ家感」「こだわり野菜」「ウッド調のほっこりした店内」。
shop:http://sugarcacao.handcrafted.jp
blog:http://sugarcacao.hatenablog.com

Cafe’ ゆい〜と

ゆい〜と店内写真

小田急線よみうりランド前駅から徒歩3分、アットホームなゆったりとした時間の流れるカフェです。
店名の由来は漢字の「結人」、フランス語のユイットの2つの言葉に因んでいて
「人と人が出逢い、ご縁を繋ぎ拡がる」という想いが込められています。

白を基調とした店内のインテリアは北欧のカフェを思わせる落ち着いた雰囲気でとても居心地が良く
常連さんの中には昼の開店から夜までゆっくりくつろぐ人もいるほど。ママには嬉
しいソファ席もあります。

ランチメニューは週替わりで3種類。Aランチは栄養バランスの取れたお膳、Bランチは季節の野菜が
たっぷりはいった具沢山スープとパン・サラダのセット、Cランチはワンプレート
ランチ(タコライスなど)。ランチメニューは女性シェフが毎週考案しているオリジナルメニューで、
この味を楽しみにくる常連も多いそうです。店内で調理される手作りのスイーツも
種類豊富で人気です。

みんなが気軽に来れる・帰ってこれる地域カフェ

オーナー亜矢子さん店長のあやこさんは、とても多彩な経歴の持ち主で、主婦、飲食店店員、介護職員などの仕事をしてきた傍らで、トールペイントや手相・ことだま・数秘などの鑑定も行うマルチな才
能の持ち主。

主婦の時に自宅で開催した「ガレージセール」が原点と語るあやこさん。
まだリサイクルショップやフリーマーケットがあまりなかった頃に、近所のママさんたちからこんな要望があったそうだ。

「捨てるにはちょっと忍びないけど、着れなくなった使わなくなった子ども用品を誰かに引き取ってもらえるならあげてもいいかな」

こうして同じような想いのママさんたち数人と始めたガレージセールは約10年間に渡って開催し、多い時には200人以上も集まったそうだ。

「求められればできる限り断らずに受けようって一生懸命やってきただけなのよ」とおっしゃっていた通り、ガレージセールではママさんたちの、介護職員の時はご高齢の方の様々
な要望を聞き一つ一つ丁寧に対応されてきたその積み重ねが今のお店作りにも大きく影響しているように感じました。幅広い世代の方と誰とでも会話がはずんで、誰もが一度会うとその
人柄に引き寄せられ、自然と人が集うカフェにゆい〜とさんがなっているなと思いました。

世代・性別問わない包容力がママに人気の秘密

ゆい〜とさんの常連さんには、ママもたくさんいますが、年配の方、若い方、女性・男性、高校・大学生まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。

「人が集う場所が好き」というように、世代・年齢関わらず、みんなが共存できる心地い良い空間作りがされていて、様々なタイプのお客さんが共存できるお店です。

そんなお店の雰囲気もママさんたちに人気の理由の一つだと思います。

ママが楽しむことに手を抜かないで

接客風景ご自身でも2人のお子さんを育てた経験があったり、ガレージセールでたくさんのママさん達と接した経験から、「ママだからっていろんなことを我慢する必要はない、自分が楽しむ
ことに手を抜かないで!」ともおっしゃっていました。

ママの楽しんでる姿は子どもにとっても良い刺激になるし、もっと子どもに見せてあげて欲しい、そのメッセージには何事もポジティブに捉える姿勢がよく表れてるなと感じます。
やれない理由を考えるんじゃなくて、やれることからやっていく、そんな前向きなあやこさんに励まされるママさんもおおいはず。